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近所の火災で改めて感じた、防災のための片づけの重要性

近所の火災で改めて感じた、防災のための片づけの重要性

先日、近所で火事がありました。

近所と言っても、

歩けば10分はかかる山の上。

 

夕方暗くなってから

近所の消防隊招集サイレンが聞こえ

初めは、どこが火事なのか

わからなかったのですが

 

そのうち、

山の上の方で火が上がっているのが見えて

消防車が次々とサイレンを鳴らして来ました。

 

風下だからか、

わが家も、きな臭い匂いが立ち込めていました。


翌日、現場を見に行くと、
真っ黒焦げの柱が数本残っているだけ。

田舎の過疎地なので、
空き家だったのか、倉庫だったのかも
わかりません。

住人がいたなら、
無事でいることを祈るばかりです。。


今日は、万一、災害が起こっても、

被害を最小限に留めるためには

家の中の片づけも大事と言うお話を。

防災にも大切な普段からの片づけ


私は、自宅の火災経験はないのですが、

何度か近所で火事が起こって、

目の当たりにした経験があります。

 

そのうちの一つは、

一人暮らししていたマンション(持ち家)を、

結婚後に人に貸していた時のこと。

 

貸している部屋の隣が火事になりました。

管理会社から翌朝連絡があり、

慌てて行ってみたら

私の部屋は無事でした。

 

住んでいたのは、

小さな赤ちゃんがいる3人家族。

誰一人怪我もなく、一安心でした。

 

ことの経緯を聞いて見ると、

奥様が夕食の準備をしていたら、

突然、消防隊がピンポンを鳴らして、

ドアを開けると突入。

 

隣の部屋との境の

キッチンの壁を触って、

壁の熱さを確認して、

 

ベランダから出て、

隣室との境の薄い壁を壊し、

窓を破り、消化活動が始まったそうです。

 

消防隊は消防の装備でもちろん土足。

それで部屋のカーペットが少し汚れたくらいで、

延焼などの被害はありませんでした。



 

私が訪れたときは

かなり、きな臭い匂いが残っていましたが

怪我もなく、

保険適用になるような被害もありませんでした。

 

(火事当日の夜は、

出火元の家主さんが

ホテルを手配して下さったそうです)

 

ところで、肝心の出火原因はと言うと、

隣室の家主は、大学の先生で、

紙の資料が山積みの部屋で、

仏壇か神棚のろうそくを付けっ放しで出かけて、

火事になったそうです。

 

私も、ベランダ越しに隣をのぞかせてもらいましたが、

真っ黒焦げの全焼でした。

 

鉄筋コンクリート造のマンションだったので、

延焼せずに済んだのかもしれません。

 

後日すぐに部屋全体のリフォームが始まっていました。



 

隣が燃えているとも知らずに、

夕食の準備をしながら

ご主人の帰りを待つママと赤ちゃん。

 

想像しただけでも、怖いです(涙)。

無事で本当によかったです!

 

 

紙を山積みで、ろうそく付けっ放しは危険すぎます!

書類や資料のオーガナイズの大切さを思い出した

先日の火事でした。



災害時を想定した片づけを基準にすれば、モノは自然と減らせます


火事以外の災害でも、
モノがたくさんあると
棚から落ちて来たり、
床に置いたモノで避難経路をふさいで
逃げ遅れたり、
非常に危険です。

災害後の復旧作業でも、
モノがあふれたお家は
片づけが本当に大変。

大切なモノをすぐに持ち出して
避難できるようにすることも大事です。

復旧作業で、
「大切じゃないもの」に埋もれた
「大切なもの」を探すのも
精神的にも体力的にも
かなりしんどい作業だと思います。

 

 

以前、あるお客様の片づける目的で

「災害時にすぐに避難できる家にすること」
という方がいらっしゃいました。


これって、本当に大切です。
防災グッズの準備も大切ですが、
ふだん使うものの片づけも
防災にすごく重要ですよね。

災害時を想定した片づけ、
考えてみてください。

そうすれば、
本当に残したいモノだけが見えてくるはずです。

 

どなたかのお役にたてば幸いです。

本日も、最後までお読みくださって、
ありがとうございました。