わが家は戸建築40年の賃貸物件。
丁寧に管理されており、
入居前には、古い和室をフローリングに
リフォームしたり、
お風呂も数年前に
新しいユニットバスにリフォームしたばかり。
水道管、下水管の交換も10年前にやったそうです。
そして今回、外壁塗り替え工事を実施。
鉄筋2階建の外壁にヒビが見えて
大家さんが気にしていたようで、
その補強も兼ねた塗装でした。
外壁工事なので、
足場が組まれて外が見えなくなる以外
生活には支障がないと思っていたんです。
ところが、塗装が始まった途端、
きつい塗料の匂いで
ひどい頭痛で家にいられなくなり
1週間のホテル生活を余儀なくされました。
この工事でのトラブルについて、
どんな対処をしたのか、誰に相談したのか等を
3回に分けてご紹介します。
匂いの原因と問題点
強い匂いの原因は、外壁に使用する「油性塗料」
一般的な外壁は水性塗料で、通常匂いは気になりません。
自宅の南側全体に貼られたタイルには
油性塗料の使用が必要でした。
東西南の壁面は水性塗料を使用。
今回の問題は、
油性塗料を使用して
きつい匂いが発生することを工務店が把握しておらず
私たちに事前に知らされていなかったことが
本当の問題点でした。
トラブルの経過
工事は、隣に住む大家さんが、
メンテナンス担当工務店に依頼。
塗装は、工務店が依頼した塗装業者が実施。
塗装開始前には、
家の周り全体に足場を組み、
屋上と2階バルコニーの防水加工工事が
ありました。
その後、塗装工事を開始。
塗装初日、
私は午前中は仕事で外出し、午後帰宅。
家に入った途端
「結構塗料の匂いがするんだな。」
と感じました。いわゆるシンナーのような匂いです。
私はあまり神経質ではないので
「ちょっと我慢したら大丈夫!」
と思っていました。
しかし、1時間もしないうちに頭痛が...。
比較的においが弱いと思った2階の部屋へ移動し
仕事をしていました。
その後、娘が帰宅して同じ部屋で過ごしていました。
娘も30分しないうちに
頭痛を訴えはじめ、私の頭痛も悪化。
匂いもどんどんキツくなり
これは危険と判断し、
すぐに荷物をまとめて、
近くのビジネスホテルへ移動。
工務店の方とは
普段から私も直接連絡することがあるので
メッセンジャーで、匂いのキツさと
ホテル避難する旨を伝えました。
(クレームではなく、事実報告的に)
仕事の都合があるので、いつまで匂いが続くのか、
翌日にはおさまるのかを質問しました。
この時には、翌日には家に帰って、
朝から在宅仕事ができるものだとばかり
思っていました。
翌朝、娘の登校前に自宅に寄り、
学校の荷物をピックアップ。
娘を学校へ送り、帰宅。
洗濯機を回す間
換気をしながら家にいましたが、
ずっと匂いが強かったのです。
朝8時をすぎ、塗装業者さんの作業が始まると、
匂いが更に強くなりました。
この調子が1週間。
時々、工務店さんに現状や作業予定を聞いても、
匂いが収まるのがいつかは不明。
「塗料だから、揮発したらそのうち匂いは消える」とだけ。
「そのうちっていつ?」と思いながら、
業者さんもわからないんだろうなと思い
黙って聞いていました。
結局、
1泊か2泊ホテルを予約しては
チェックアウトを1週間繰り返しました。
その間、朝に帰宅しても匂いが強く
「多少は我慢できそうと思っても
長時間いると頭痛がして
またホテルへ...の繰り返しでした。