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子どもに読ませたい片づけ絵本 
〜"片づけなさい!"のイライラにサヨナラ〜

子どもに読ませたい片づけ絵本 
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私は娘の学校の読み聞かせボランティアに参加しています。

 

先日も1年生のクラスで担当してきました。いつも15分間に数冊読むのですが、その中の1冊はお片づけ絵本でした。 本の選定は自由なので、低学年クラスで初めて私が読み聞かせをするとき、必ずこちらの本を読むようにしています 

 

ななちゃんのおかたづけ

つがねちかこ(著)鈴木尚子(監修)

赤ちゃんとママ社

 

こんにちは。仕事も家も思考の整理で効率化!目指すは、私にちょうどいい楽ちんライフ!愛媛県松山市のライフオーガナイザー/オフィスオーガナイザー濱名愛です。お片づけに悩む個人、法人向けの片づけコンサルティングや片づけサポート、セミナーなどを行っています。 

 

絵本で子供が片づけたくなる理由 

 

 私がいつも読む絵本は冒頭でご紹介した「ななちゃんのお片づけ」。ライフオーガナイザー鈴木尚子さん監修本です。 

 

この絵本は、片付けの基本と仕組みを、子供に分かりやすく解説してあるんです。

主人公のななちゃんが、あらゆるおもちゃや、遊び道具を、一つの箱にドサっとまとめて片づけたので、おもちゃたちが「お片づけになってなーい!!」と怒るところから始まります。 

 

クレヨンでドレスが汚れたお人形は泣いてしまい、カンガルーの赤ちゃんはお母さんのポケットを探して飛び回り…。 

 

子ども自身に身近な、おもちゃの片づけなので、読み聞かせでも、あっと言う間に、登場人物や、おもちゃの気持ちになって、子どもたちは絵本の世界に引き込まれていきます。 

 

おもちゃたちに、片づけ方を教えてもらいながら、最後、上手にお片づけが完了する主人公の気持ちを疑似体験して、読み終わる頃には、自分が「できた!」と言う気持ちになったり、「私もおもちゃを片づけたい!」と感じるんだと思います。 

 

ママの「片づけなさい!」が効かない理由 

 

「片づけなさい!」と怒ったことがないお母さんって、ごくごく少数ではないでしょうか。 (私も時々言ってしまいます。汗) 

 

 

「片づけなさい!」と言っても、子供は意味がわかっていないとよく聞きます。そして、「ママが怒ってるから仕方なく片づける」と言う子供が多数。片づいていると気持ちが良いから片づける几帳面な子供も中にはいますが、少数派です。(恐らく私もその少数派でした。その後、大人になって片づけに悩む時期が来るとは知らずに。)

 

 

 

 

 

では、ここで、子どもが片づけない理由を考えてみましょう。


  1.  片づける目的を理解していない 
    → またすぐ遊ぶのに、なぜ片付けるの?このままが遊びやすい、せっかく作ったのに、など。
  2. 片づけ方がわからない 
    →モノが多すぎたり、そもそも片づけるスペースが足りなかったり、片づけなさいと言われても、片づける方法がわからないのかもしれません。 
  3. お母さんが作った片づけの仕組みが、子どもに合っていない。難しい。
    →子どもの小さい体や弱い力では、開閉が難しかったり、まだ幼くて不器用な指先では取り扱いが難しい収納だったりetc. 

 

本当に子どもに片づけて欲しければ、「片づけなさい!」と言うよりも

「このおもちゃは、あの棚の一番上に置いてね」とか、

「絵本は、あっちの本棚に返してね」具体的な指示が必要なんですよね。 

 

「保育園や幼稚園では上手に片づけているのに、なぜ家では出来ないの?」と、思いっている方、ぜひ、具体的な指示を伝えてみて下さい。

 

園では、子どもが片づけやすい仕組みと収納が出来上がっています。そして、先生が一つ一つ具体的に教えているから、片づけられるんだと思います。 

 

 子どもの身近なアイテムで、片づけ方をレクチャー。だから絵本はわかりやすい 

 

冒頭でご紹介した「ななちゃんのお片づけ」では、カンガルーの赤ちゃんが、ママを探して跳ね回ったり、お人形のメアリーは、クレヨンと一緒におもちゃ箱に投げ入れられ、ドレスが汚れて泣いてしまいます。 

 

そんな具体的なわかりやすい例で、おもちゃの気持ちが語られ、お話は進みます。そして、おもちゃたちの指導で、使う仲間ごとにおもちゃを分けて片づけていきます。 

 

この絵本は、こんな風に、絵と言葉で具体的なステップを教えてくれます。

 

そういえば、先日受講した“絵本読み聞かせ講座”で知ったのですが、子供は絵本を自分の疑似体験としてとらえる傾向があるそうです。

 

そうすると、絵本の中で成功体験をしたので、「私もやってみる!」とやる気になります。私の娘も、この本を読むと、「同じようにやってみたい!」とやる気満々で片づけを始めてくれました。 

 

 

*写真はお借りしました。

「ものを選び取る、大切にする、手放す」大人になっても一生必要な能力 

 

モノを片づけて、整理整頓することは、どんな人でも、これから一生ついて回ります。 

 

生きていくこと自体が、必要なもの、不要なもの、大切なものを選択していくことの連続です。それは、片づけの基本でもあります。ならば、子どものうちから、楽しみながら片づける力を身につけるのが一番です。そんな意味でも、片づけ絵本はとってもオススメなのです。 

 

子どもに片づけて欲しい!とお悩みの方、お片づけに関する絵本は、いろいろ市販されていますので、ぜひ活用してみてくださいね。 

 

 

 その他の片づけ絵本ご紹介 
かたづけしないとどうなるの? (ウルトラかいじゅう絵本—すくすく知育編)
いちにちおもちゃ
たのしいおかたづけ

かしこくなれる整理整頓: 小学生のミカタ  ←こちらは絵本ではありませんが、小学生向けマンガです。

 

楽しみながら片づけを学ぶなら「かたづけかるた」もあります。 
【イベント出店のお知らせ】かたづけかるた大会&片づけ相談会 @ 米博物館(愛媛県西予市宇和町)

2019/7/6(土)西予市宇和米博物館にて 

 

子ども時代の大切な時間。夢に向かって大切に使う道筋を考えます

夏休み!親子で時間のオーガナイズ講座

2019/7/27(土)ミライ∞ラボ(松山市来住町)