在宅で働いているのに、なぜか部屋が散らかる。
片付けてもすぐ元に戻る。
「私の時間がない」と感じる。
こんなふうに感じていませんか?
大丈夫です。
これはあなたのせいじゃありません。
在宅ワークママの暮らしには、
散らかりやすい理由があるんです。
今日は、多くの方に共通する3つのポイントと、
その背景にある本当の理由についてお話しします。
在宅ワークママが特に散らかりやすい理由
仕事・家事・育児の境界があいまい
在宅ワークって、
外で働くより
楽そうに見られることもありますよね。
でも実際は、
仕事の途中で洗濯物を干したり、
家事の途中でメールが来たり、
仕事がのってきたところで、
子供が帰ってきたり、
夕食の準備の時間になったり。
空間も時間も区切りがないまま
1日が過ぎていきませんか?

「在宅ワーク=楽」ではない現実があります。
むしろ、オンとオフの境界線が曖昧だからこそ、
生活も頭の中もごちゃごちゃになりやすいんです。

共通点① 使う場所が固定されていない
物の"住所"が決まらない
書類、PC、文房具、スマホの充電器...。
これらが家中を移動していませんか?
ダイニングテーブルは、
仕事場であり、食事の場所であり、
子どもが工作をする場所でもある。
同じ空間を何役もこなしているから、
物の"住所"が決まらないんです。
「とりあえず置く」が積み重なって、
気づいたら山になっている。
でもこれは、
あなたがだらしないからではありません。
もともと散らかりやすい環境にいるだけなんです。

後回しが積み重なるのは、当然のことです。
共通点② 時間に追われている
片付けの優先順位がいつも最後
締切、夕飯の準備、子どもの宿題チェック、寝かしつけ...。
気づけば、自分の空間を整えることは、
いつも優先順位の最後になっていませんか?
大切なことから順番に片付けていったら、
自分のための時間は残っていない。
これは、時間管理が下手なのではなく、
そもそも物理的に時間が足りていないということです。

"まとめて片付けよう"が永遠に来ない
「週末にまとめてやろう」と思っても、
その週末にはまた別の用事が入る。
家族で出かけたり、家事もある。
まとまった時間が取れないから、
手をつけられない。
「時間がない=意識が低い」ではありません。
10分あれば、次は子どもの相手。
30分できたと思ったら、仕事のメールが来る。
片付けには、物を出して、分けて、戻してと、
ある程度まとまった時間が必要です。
でも在宅ワークママの毎日は、
そんな"まとまった時間"がほとんどないですよね。
ただ単に、細切れの時間しかない毎日

共通点③ 頑張りすぎている
全部一人でやろうとしている
仕事も家も、できるだけ完璧にやりたい。
子どもにも良い母親でいたい。
そんなふうに思って、
全部一人で抱え込んでいませんか?
人に頼る発想がないわけではなく、
頼る余裕すらないほど、
毎日が目まぐるしく過ぎているんですよね。
できていないところばかり見てしまう
洗濯は畳めた。
でも食器はシンクに溜まっている。
仕事は終わった。
でも部屋は散らかったまま。
できたことはスルーして、
できていないところばかりに目がいってしまう。
そして自己肯定感がどんどん下がっていく。
散らかりと自己否定が、
いつの間にかつながってしまっているんです。

3つの共通点に共通する"本当の原因"
問題は性格ではなく「仕組み」
ここまで読んで、
気づいたことはありませんか?
散らかる原因は、
あなたの性格やだらしなさではありません。
問題は「仕組み」にあります。
この3つが揃っていると、
どんなに頑張っても散らかりやすくなります。
逆に言えば、
この仕組みを少し変えるだけで、
暮らしはぐっと楽になるんです。

今日からできる整えのヒント
まずは"1か所・1つ"でいい
全部を一気に変える必要はありません。
よく使う物だけ、定位置を決める。
それだけでOKです。
例えば、スマホの充電器はここ、
仕事用のペンはここ、といった具合に。
一度に全部やろうとしないことが、続けるコツです。
時間と空間を少しだけ分けてみる
完璧に分けなくても大丈夫。

こんなふうに、
ちょっとした切り替えポイントを作るだけでも、
頭の中が整理されていきます。
まとめ
在宅ワークママが散らかるのは、自然なことです。
共通点を知ると、自分を責めなくてよくなりますよ。
整えは「頑張る」ことではなく、 「仕組み」を見直すこと。
あなたはもう十分頑張っています。
だから、少しだけ肩の力を抜いて、
できることから始めてみてくださいね。

あなたのペースで
あなたらしい暮らしを整えていきましょう。
片付けが苦手だったり、
一人では続かないという方のための
一緒に進んでいくサポートもあります。