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明日死んでもいい片付け

明日死んでもいい片付け

図書館で「あした死んでもいい片づけ 」

という本を見かけました。

ごんおばちゃま という方の2015年の本。

(読んだ方いらっしゃいますか?)

中身はここでは触れませんが、

タイトルから私が想像すること
考えることが色々あったので
今日はそれについて書きたいと思います。

自分にとって「明日死んでもいい片づけ」とは?


「明日死んでもいい片づけ」とは、言葉から想像すると、

  • 自分が出張、旅行、入院などで急にいなくなっても、家族が生活に困らない。
  • 何がどこにあるのか、家族がわかりやすく、生活が回る状態。

を作ることだと私は思います。


「明日死んでもいい片付け」は終活を連想する方もいるかもしれませんが

高齢者だけのものではないんです。


本当に、自分が天国へ行かなくても、

家族たちが、自分たちで身の回りのことや

家事が出来る状態にしておけば

自由な時間が増えますし、

片付けが楽になり

家事全体が楽になることとも言えます。


これを目指して毎日片付けたら良いのに
なかなか出来ない人の方が多いのではないでしょうか。
(自戒を込めて...です)

私は、片付けは得意ですが、
いつ死んでも大丈夫な状態かと言うと..
答えは、NOかもしれません。

もしその準備をするなら、
「あれを処分して」「これも処分して」
「あれは夫に説明しておかなくちゃ」
「娘に渡しておかないと!」
と色々思い浮かびます。
まだまだ片付け発展途上中ですね。

家族が私のモノの片付けに途方に暮れない


本当に、私が急にこの世からいなくなったとき

大量にものがあると、家族の片付け自体が大変。


家族を失くした悲しみに

片付けの苦しみが加わる事は

出来るだけ避けたいですよね。


残された家族は

捨てて良いのか、

価値があるものかもわからず、

途方に暮れることも。


着物、宝石、洋服、バッグや靴etc..


また、写真は処分しづらくて困るとよく聞きますが

私の母は、数年前に自分の結婚式以前のアルバムを
潔く捨てていました。

数枚だけ手元に残し、仏壇の引き出しに入れています。
本当に、数枚だけ。
片付けが得意な母ですが、本当にびっくりしました。

古いアルバムって、かさばるし、
本人以外、誰かわからない人がたくさん写っている写真があっても
家族は困りますよね。

残したモノを家族が整理しやすいように


自分が明日死ぬとしたら

誰にも見られたくないもの、ありますか?

例えば、日記、手紙、秘密の趣味のものなど。

それは、箱に入れて、「開封せずに捨てて」と書いておくか
自分が元気なうちに処分しておくかの二択ですよね。


そして、価値があるものは、

家族にわかるように、


自分がいなくなったら

すぐ捨てて良いもの

判別できるようにしておくとベスト。


私の義理の母は、元保育士で

教え子たちからのプレゼントや手紙が

たくさんあるそうです。


それらを


  1. 自分が亡くなったら棺桶に入れてほしいもの
  2. すぐ捨ててよいもの(燃えるゴミと不燃物で分別済み)
  3. 保育園へ寄付するもの


それぞれをまとめて誰でもわかるように明記しているそうです。


ここまでやれるかは別として

せめてモノの量は減らしておくのが
家族への思いやり、と言えるでしょう。

自分が生きていても、身軽に動ける

自分がいなくなっても、

残された人に負担にならないほど片付けていたら

自分が生きている間も身軽ですよね。


モノを増やすより

旅行など、体験にお金や時間をかけるとか

映画や美術鑑賞するとか


または、片付いた家で、

料理を家族と楽しんだり

美味しいコーヒーを入れて

じっくり味わうとか


お友達を家に招いて

お料理は持ち寄りで

ゆっくり会話を楽しむとか、

そんな事に時間を使えると良いなあ
と私は思うのです。

とはいえ、
片付けても
生活している限り
モノは家に入ってくるし
古くなるものもある。

明日死んでも良いレベルまで片付けても
生きている限り、片付けは続くのです。

大片付けを終えても、
日々の小片付けは続くイメージです。

さあ、あなたが「明日死んでもいい片付け」を始めるとしたら
何から手をつけますか?