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モノが捨てられない片づけ苦手な家族との向き合い方

モノが捨てられない片づけ苦手な家族との向き合い方

先日、図書館で「わたしのウチには、なんにもない。」

(ゆるりまい著)を見かけて

初めて読みました。

 

片づけ苦手な3世代家族の中で、

ある日突然捨てることに目覚めた著者が、

自分のモノと徹底的に向き合い、

片づけを通して、

家族との理解を深めるお話が

とても印象的でした。

 

今日は、その中から感じた

「モノが捨てられない、片づけ苦手な家族との向き合い方」

について考えてみます。

 

 

片づけを押し付けない

 

かたや、片づけたい人 v.s. 片づけたくない人(片づけに必要性を感じてない人)

という対立関係が起きがちですが

 

こういう場合、片づけが得意な人が、

苦手な人をサポートすることで

うまく行くこともあります。

 

ただ、正面から「片づけてよ!」とイライラされると

相手も反発したくなるもの。

 

反発を避けるには、片づけ以外でも

まずは相手の話を聞くこと、

ではないでしょうか。

 

それでも、「片づけようよ」と言いたくなるのは分かります。

でも、本人が「困ってないから、わたしは結構!」

となりがちなんですよね。


自分のモノだけを片づけて、片づけの良さを見せる


まずは、片づけ苦手な家族はそっとしておく。

自分のモノはしっかり片づける。


片づいた状態の快適さ、便利さを、

口では言わずに、自然と見せ続けると、

片づけ苦手な家族も「なんだか良さそう。」と

思ってくれることがあります。

 

時間はかかるかもしれませんが

「わたしも、片づけたいな。」と

サインが出たらチャンスです。



家族の価値観を理解する努力は不可欠

 

たとえ、他人からするとゴミにしか見えないモノでも

本人にとっては大切な思い出のモノだったり

価値があるモノなんです。

 

そして、片づけるときは、

まず「どれを捨てるか」「どれが使ってないモノか」を探すより

「分ける」作業を一緒にやってみてください。

 

 

まず分けることで、ご本人が

「何でこんなにたくさん持っていたんだろう?」

と気づいたり、

「こんなにはいらないかも」

と感じることも少しは出てきます。

 

そうすると、

「意地でも捨てない!」

という気持ちに変化が出てくることも。

 

それでも、

命の危険を脅かすほど

モノが多すぎて減らせないときは、

「地震や火災になったら危ないから」

「避難できないから」と

「家族みんなの安全のため」

ということで話してみるのも良いですね。



このマンガでは、東日本大震災で家が傾き、
家の中のたくさんのモノを
整理・処分するのがとっても大変だったようです。

それでも、お母さんは捨てられなくて
家から取り出せた大量のモノが
仮住まいには置けないので
トランクルームを借りて数年間保管していたとか。

元々ほとんど使っていないモノだったし、
大量のものをまた新居に運ぶのが大変と思い、
その数年間で、お母さんは「もういらない」
と納得して手放せました。

時間もお金もかかったけど、
この納得感がとても大事なんですよね。


捨てれば良いというワケじゃない

 

極端な捨て活(ご本人いわく「物を捨てたい病」)は、

極端すぎて誰にでもオススメできることではありません。

 

自分でやりたくてやっても

人に言われて仕方なく、たくさん捨てても、

リバウンドが来る可能性があります。


自身の「なぜ捨てたのか」という納得感が何より大事なんです。

この著者のゆるりまいさんは、

捨てることでモノと向き合い、

自分が、なぜそれを買ったのか、

大事にできなかったのかを

深く掘り下げて、

繰り返し考えています。



そうすることで、

次に自分が手にする、

大切にしたいモノの選び方を

究極まで掘り下げているから、

そこがこの本の面白いところだと

わたしは感じました。

 

「使ってないなら捨ててよ!」と

家族と何度も衝突しながら、

家族それぞれの想いや価値観を知り、

より暮らしやすい家づくりに成功した過程は

一読の価値ありです。

 

家族の片づけにお悩みの方にも

オススメです。

 

本日も最後までお読みくださって

ありがとうございました。



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