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身に覚えアリ!?「モノ持ち夫VS手放し妻」
私の片づけ失敗の苦い記憶

身に覚えアリ!?「モノ持ち夫VS手放し妻」
私の片づけ失敗の苦い記憶

ちょっと時間が経ってしまったのですが、5月30日の日本ライフオーガナイザー協会主催のチャリティーイベントで鶴見恵子さんの講演がありました。

 

講演のタイトルは、


 

モノ持ち夫VS手放し妻

片づけバトルから家庭平和への軌跡

どこにでも起こりがちな、片づけたい人vs片づけたくない人という家族内の対立。
そこに、忘れがちな大切なことがあるんだよな〜、というお話です。

”家庭内対立あるある”からの脱却


つるちゃん(鶴見恵子さん)は、同じ愛媛で活躍されているライフオーガナイザーの大先輩。人生の大先輩でもあり、いつも朗らかで優しい鶴ちゃん。私だけでなく、オーガナイザー仲間も、鶴ちゃんのクライアントさんたちも、お友達も、鶴ちゃんに会うと元気が出るし、「今のわたしで良いんだ」と思わせてくれるような、ほっとする安心感を感じさせてくれる方なんです。



そんな鶴ちゃんでも、片付けに悩んだ時期があったそう。さらに、自分が片付けられるようになっても、大学の先生だったご主人の大量の資料や本(段ボール箱200箱超!)の片づけで、家庭内バトルが勃発!ご主人の気持ちより、片づけることを優先させてしまった経験を語られていました。

 

その状態から、どのように家庭平和へたどり着いたかというお話は、思わず涙がこぼれてしまう、とっても聞き応えがある、素晴らしい講演でした。

 

どんな家庭でも起こり得る、価値観の違いからくる片づけバトル。もしくは、片づけの得意/不得意から起こる、片づけバトル。そこから、どんな気づきを得て、軌道修正できるのか…。


身に覚えあり(汗)!わが家にもあった、片づけバトル

鶴ちゃんの話を聞いていると、私と夫とのかつての片づけバトルを思いださずにはいられませんでした。

 

私の夫は、大学院に10年もいた、ちょっと変わった経歴の持ち主。(途中、中国の大学にも。)

夫は元々モノを捨てられないタイプ。思い出のモノもたくさんある方。大学院で研究を長く続けていたので、たくさんの専門書や資料を持っていました。

 

結婚するとき、私の1LDKのマンションに一緒に住むことになり、お互い、物持ちだったし、それぞれがモノを減らして同居が始まりました。

 

その時、夫は研究から離れて会社員としてシステムエンジニアをしていたため、かなりの量の専門書、資料を手放しました。後から思えば、その時は、”結婚に向けて、心機一転!”という気持ちがあったので、かなり頑張ってくれたんだと思います。

 

その後、部屋が手狭になり、広いマンションに引っ越し。子どもが生まれ、モノが増え、本好きな夫婦の本棚があふれ始めたんです。



↓こちらは、わが家の片づけバトルの時期より少し後、ライフオーガナイズを学ぶ少し前の写真です。
おもちゃも本もあふれ返っていますね…(苦笑)。


そこで、私が提案したのは


1.お互い、また少し本を減らそう!

2.減らせないようなら、(置くスペースがあまりないけど)、本棚増やす?

 

でした。

 

夫は、どちらも気が進まないと言いました。


その理由は、
1.減らしたくない
2.本棚増やすのは、インテリア的にどうかと思う。

私「じゃあ、マンション地下のトランクルームは?」

 

夫「カビが生えたらイヤ。」

 

私「じゃあ、実家に置かせてもらう?」

(当時、東京都心の64平米のマンション。2人の実家は、どちらも愛媛の田舎、家は広い)

 

夫「それもイヤ。」

 

話は並行線。




*写真はイメージです。私も夫も、生粋の日本人です。



わたしは、強く言ったつもりはなかったのですが、夫が、神田の古書街に、稀少な専門書を売りに行くというので、週末に一緒に出かけました。

 

しかし、本人が思うほど高い評価をしてくれる書店に出会えず、かと言って、手離す気で来たので、しぶしぶ買い取ってもらった様子でした。



 

そのあとが大変でした。


夫は、1週間ほど鬱(うつ)状態になりました。本を手放したことで…!



*写真はイメージです。



私は、そこまで無理強いしたつもりはなかったのですが、私の言葉が、かなり強制的に聞こえたようです。



夫の中で、本は手放すものではなく、自分の知識や経験の蓄積であり、血肉のようなもの、だったようです。

 

私は、夫の経歴を否定するつもりもないし、ずっと研究を続けていたことは、私にはできないことなので、ずっと尊敬しています。そして、「もう使わない」と本人が言っている本を、今後どうするか相談した程度のつもりでした。

 

私が悪かったなと思って、謝罪もしましたが、「謝らなくていいよ」と言われ、正直、かなり戸惑いました。

 

その後、ライフオーガナイズを学び、あの時、私は、自分の価値観でモノを言って、夫に価値観を押し付けていたのだなあ、と気づきました。

 

”無理矢理捨てさせようとは、していないつもりだった。

普段読まないなら、実家に置いておくという選択肢まで出したのに…。”

という私なりの合理的な考え。

 

目に見える物理的なことを優先する私と、違う価値観を持つ夫。

 

私の中で、強烈な失敗でした。



ライフオーガナイズを学んで気づいたこと

 

その後、愛媛に引っ越して来てから、県美術館に行ったときのこと。館内に、美術書や専門書が並ぶ一角で、自分の名前が載った専門書を見つけて、夫が嬉しそうにしていました。(夫の著書ではなく、著者の教授の下で研究していたため、チームとして掲載されていたんだと思います)。

 

私は、その分野のことは、全くわかりませんが、夫が思うところがあって離れた研究も、夫にとっては大切な歴史。

 

もっと早くにライフオーガナイズを知っていたら、夫に聞かずに、本棚を増やすか、他のものを減らして本コーナーにするとか、何とかしていたかも知れません。


↑残っている数少ない夫の専門書の一部です。


とはいえ、私は、鶴ちゃんほど、人間ができていないので、「もうちょっと、ここ片づけてくれないかなあ…」と、今でも内心思うことはあります。

でも、あまり言いません。夫が片づけやすいように、仕組みを作ったり、しばらく放置したりします(笑)



そのことで、夫は、無言のプレッシャーを感じているのかもしれませんが、少なくとも、無理やり手放させるようなことは、してません。多分、してないつもりです…(笑)

他のことで、ムッとさせていることもあるし、私があまり気づかないところで、我慢させていることもあると思います(汗)。

人生の修行は、まだまだこれから。さらなる家庭平和に向けて、頑張ります…。


本日も、最後までお付き合いくださって、ありがとうございました。




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追伸:今年のチャリティイベントは、動画オンデマンドで視聴可能!

今年のチャリティイベントは、オンライン開催だったため、ただいま、動画がオンデマンドで販売中です。(6月23日まで!)

いっそのこと、永久保存版で鶴ちゃんの講演がいつでも聞けたら良いのに…と思うのは私だけではないはず。

それくらい、感動的な気づきがありました。鶴ちゃんとご家族の思いやりあふれるお話。ぜひ聞いていただきたいです。


<お知らせ>

 

5月15日・21日・30日に開催しましたオンラインチャリティイベントは700名を超える皆様にご参加いただきありがとうございました。

全3回 動画を視聴いただける準備が整いました。興味があったけれども当日参加できなかった、日程に合わなかったという方もご覧いただけます。

ライブ参加できなかった方はぜひ動画でお楽しみください。

 

●各プログラム 3,000円

●購入可能期間:2020年6月5日(火)〜6月23日(火)

●視聴期間:購入(レンタル)手続きから1週間

 

https://vimeo.com/ondemand/gow2020

 

※購入(レンタル)にはvimeoアカウント登録(登録無料)が必要です。

※お支払いはクレジットカードもしくはPaypal決済となります。

 

 

動画視聴もチャリティイベントとして計上し、全ての処理が完了しましたら経費を差し引いた収益を全額寄付させていただきます